はなし半分今日この頃

アニメ、漫画、BなL、特撮、女性アイドル、邦ロック その他諸々おもに現場で感じたことの感想等。

1.8k舞台の良かった所悪かった所(ヒプステの話)

舞台『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-について内容等はさておいて「全席一律18,000円の舞台に何回か入って思ったこと」の話です。

【良かったこと】
・チケットが取りやすい
圧倒的に取りやすかった。
チケットの取りやすさでトレンド入りするくらい取りやすかった。流石に大千穐楽はちょっと手こずりはしたが皆まあまあ希望通りに観劇出来たんじゃなかろうか。最も値段がもっと普通ならばもっと行きたかった!って人は沢山と思うけど。

・なんとなく治安が良い
治安がいいとは違うかもしれないけれど皆が皆18,000円を払った仲間たちなのでうっすらとした団結の気持ちが私にはあった。他の人はわかんないけど。
ヒプマイというジャンルがジャンルなのでうるせーやつ居たらどうしようかな…と思ってたけど、特有の声出し的なタイミングやハンドサインのタイミング等が割をヲタクがわー!ってなるタイミングを上手くつかんでて騒ぎたいタイミングで「騒げー!!」って言ってもらえるからヒプノシスマイクに来る客にとても理解が高い演出だったと思う。
後、発表当初色々言われていたヒプマイホーンはほとんど出番はなく且つ音色がめちゃめちゃ牧歌的で鳴らしてる側からすると羊飼いか何かの気持ちになった。
特に2部の話になるが結構客降りが多かった気がするけれど少なくとも私が見てる範囲では露骨なサイドチェンジはなかった気がする。(ツイッターで検索してみるとサイドチェンジの募集自体はあったので全くなかったわけではなさそう)
電子チケットとなるといざチェンジした後に何か生じたときの座席を証明するものが何もないので紙チケよりも心理的なハードルが上がったのかもしれない。

・物見遊山が少ない
たまにいるなんとなくで来る斜に構えた人がいなかった…気がする。皆楽しんだろ!って雰囲気が前説からバシバシ感じられてて客席の雰囲気は概ね良かったんじゃないかなあ。特に大千穐楽のお客さんはノリがめっちゃよかったのでそういった意味でも楽しめた。

・携帯さえ持っていれば荷物がいらない
これは電子チケットの利点だけどチケット持った!?って不安がない。現代人なのでよっぽどのことがない限りスマホは肌身離さずなので。
後、紛失のリスクも回避できる。でもこれ急に携帯がおしゃかになってしまったらにっちもさっちもいかなくなるからそれはそれで怖い。

・ハイな気持ちになれる
払ってる値段が値段なので多少いつもよりハイな気持ちになった気がする。シャブかな?

・身分確認ががちがち
紙チケで入った人はどうだったのかわからないけど電子チケットはガッチガチでしたね。転売防止策としてはとても優秀。

【悪かったこと】
・友達を誘いにくい
値段が値段なので気軽に誘えない。
興味あるな~って人を誘ても値段がね…と言われたら引き下がるしかない。そりゃそうだ。

・チケットを増やすのを躊躇する
そこそこ簡単にチケットが手に入るはずなのに流石に値段が値段なので躊躇してしまう。当日券の列もそこそこ人がいたし、よかった!増やした!って人たちも沢山いると思うけど同じくらい流石にこれ以上は出せない…ってなった人もいたと思う。
後、公式トレがぴあのリセールと違って事前に座席を選べる形式じゃなかったこともびっくりした。

・人権がない席だと心が死ぬ
私は運がいいところにどこの席でも旨味があり楽しく終えることが出来たけどステラボールの構造上、演出が見にくい上に客降りの恩恵もない席が少なからずあったのでそういう座席当たった人はどうだったのかな…と思った。
特に演出はスクリーンを多用するので真正面から見ないとしんどいなと思うところが複数箇所あったのでそういう席にしか座れなかった人はしんどかったろうと思う。これに関してはヒプステに限らずの話かもしれないけど値段が値段なので…。
どんな席でも楽しさを見つけられることは大事だけどやっぱり値段相当の待遇は欲しい。

・カードの引き落とし時のインパクトが段違い
ダイレクトに「浪費」を実感する。
手数料込19,100円のインパクトはしばらく更新されないな…と思う。
ボブディランの来日公演が2F指定席一律25,000円と知り、大変元気が出た。

・どんなに荷物を軽量化しても荷物が増える
オーディエンスセットはでかい。A4トートでぎり収納できるくらいのサイズ。どんなに身軽で挑もうとしても必ず配られる枷がでかいのでどうしようもない。友人は小さめの鞄のみで来てしまったのでむき身のオーディエンスセットを手持ちして帰って行った。

・再入場不可
これも電子チケットの弊害だと思うけど一度入場してしまうと開演前はもちろん休憩時間中だろうが外に出るのが許されなかった。
ステラボール、トイレはとっても沢山あるので結構どうにかなるけれど化粧スペースがあまり広くはないので外に分散させてもよかったのでは?と思わなくはない。

・解釈違いを起こすと大変
おかげさまで私は楽しく過ごしたけど、解釈違いを起こした人は「こんな値段払った上につらいものを見せられた…」ってなるよね。値段に納得して入ったはずでも何かしら負の感情を抱くと18,000円が恨みの捌け口のようになってしまうのは健康によろしくないシステムだなと思う。

・2連で取った場合どっちがどっちに座るか選べない
これは連番者との関係性で回避可能だけど、2連で取ったチケットはそれぞれシステムで勝手に分配されてしまうので「私通路もらっていい?」が出来ない可能性がある。ちょっと怖い。

・身分確認ががちがち
いい点でもあり悪い点。
当日急に具合が悪くなったり仕事が入ったりした場合、最終コマンド「友人に託す」が出来ない。空席になるよりはまし誰か入って!が出来ないのは結構な痛手だと思う。

・(ネットで)荒れた
文句を言っていいのはお金を出した人だけ!

【良いか悪いかわかんないけど思ったこと】
・次回作も同じ値段じゃないとやりきれなくなったしまう
めでたいことにtrack2が決まりましたが、これであっさり普通の値段、もしくはグッズ無席等が設けられたらいやそこは流石に合わせてくれよ!って思ってしまうなあ
少なくともtrack2までは今の値段を維持して欲しい。そっから先をやるのならば逆に値段は再検討して欲しい…
有料FC作るくらいなので今回の以外もやる気っぽいけどどうなることやら…。

・結局なぜこの値段だったのかがわからん
流石に何かしら意図があっての全席一律料金オーディエンスセット配布だったと思うんだけど残念なことに私にはその意図は最後まで汲み取れなかったな…。(ホーンはマジでいらなくない???)
演出やダンサーさんたちの豪華さはとっても良かったし楽しく観ることが出来たけど、高かった分のチケット代は演出やダンサーさんに割かれていたというより、オーディエンスセットのグッズ作る方に割かれていた気がするのでチケット一枚当たりの儲けは普通の値段の舞台と変わらない気がする…気のせいかな…。

・前例を作ったこと
2.5次元舞台の代表であるところのネルケプランニングさんがこの値段の舞台をしたという前例が出来てしまったので今後なにかにしら他の作品にも影響などが出てしまうのでは…?と思わなくはない。